ものを変化させる技術を学ぶ

電気分解の実験
身の回りにある衣類、薬品、電化製品、自動車、さらには動植物に至るまで私たちの生活に役立っているものはすべて化学物質からできています。これらの化学物質は私たちの生活になくてはならないものです。
今後、さらに私たちの生活をより豊かに、そして安全にするために、新しい技術や役に立つ化学物質を創り出していかなければなりません。
こうした技術や化学物質を生み出すために必要な知識を学び、心ある技術者として社会に貢献できる人材の育成を目標とします。
1.主な取り組み
① 資格取得
危険物取扱者試験(丙種、乙種1類~6類、甲種)、火薬取扱保安責任者(乙種、甲種)、2級ボイラー技士 等
劇物毒物取扱者(単位を全て修得すると申請により取得可)

機器分析実習 (ガスクロマトグラフ)
② 課題研究(テーマ一覧)
- H29
3Dプリンターと無電解ニッケルメッキ、畜光剤、食品サンプル、フェノール樹脂、結晶の花を咲かせる・ケミカルガーデンづくり、楽しい化学実験.(ミラクルカイロづくり)、ガラスの作品をつくる(たのしくわかる)、地域貢献(液体窒素)
- H28
セラミック実習(風鈴作り)
雨水の飲料水化、化学科スイッチ、石けんからロウソクを作ろう、カフェインの抽出、アルコールの発酵、UVレジン、無電解メッキ、セラミック製品(はさみ)、化学実験による地域貢献、等
- H27
染色(たけふ菊人形プロジェクト企画)、DNAの抽出、石鹸の製造、放射線と身の回りの危険、外来種セイタカアワダチソウによる草木染め、ウレアーゼの分解反応、セラミック作品の製作、高吸水性ポリマーの製造、化学実験を通した地域貢献、等

中和滴定の実習
-
H26
電気を起こす水滴、大気調査(NOxの測定)、とんぼ玉、風鈴からナイフ製作まで、ビニロンの合成、キュプラの合成、指紋採取、色素増感型太陽電池、”出前実験(工業化学科と保健委員会とのコラボ)”、植物工場を作る、等
- H25
保育園での出前授業
青写真の作成、とんぼ玉作り、ファインセラミック、キャンドル作り、バイオポリマー、なんでも実験室、C言語によるプログラミング、等福井県工業高校課題研究発表会「化学実験を通した地域貢献」敦賀西ロータリークラブ賞
2.卒業後の進路

コンピュータ実習(プログラミング)
繊維製品や電子部品・めがねフレームの製造、樹脂(プラスチック)を使用した成形・加工、チルド加工食品の製造、医農薬の中間体の合成、などの地元企業に就職します。
進学では化学系はもとより、機械、自動車整備、保育、医療看護、情報技術 などの4年制大学・短期大学・高等専門学校(編入学)・専門学校に進学します。
①主な就職先
信越化学工業、日信化学工業、福井村田製作所、アイシン・エイ・ダブリュ工業、ナカヤ化学産業、KBセーレン、川研ファインケミカル、日華化学、ウラセ、ハッポー化学工業、シャルマン、マルサンアイ、共栄樹脂、カンボウプラス、鯖江村田製作所、フクビ化学、北陸電力、キョーセー、ふじや食品、TOP、井上リボン工業、サカイオーベックス、近江化工、南越消防組合など
②主な進学先
福井工業大学、金沢工業大学、大阪工業大学、法政大学、日本工業大学、仁愛短期大学、大原簿記法律専門学校、大原スポーツ医療保健福祉専門学校など
3.その他

小学校での出前授業
① 出前授業
「化学の不思議さや面白さ」を知ってもらうため、工業化学科の生徒が先生役となって、楽しい実験(今年は「におい」を発生する実験)を行っています。この訪問授業は15年前から行っていて、近隣の保育園や小学校、中学校で行っています。
② ものづくりコンテスト化学分析部門
H24~H26,H28 「高校生ものづくりコンテスト北信越大会」化学分析部門 出場
H23 「第11回高校生ものづくりコンテスト北信越大会」化学分析部門 3位
H20 「第8回高校生ものづくりコンテスト全国大会」化学分析部門 3位
H13 「第2回高校生ものづくりコンテスト全国大会」化学分析部門 出場